未来の貴方を創るのは、いまの貴方自身です。近い将来に実現したい貴方自身を具体的にイメージし、それを実現するためにいま何をすべきかしっかり考え、実行していきましょう。それが大学での主体的学びの基本です。教員として私たちには皆さんの成長をじっくりと支援していきます。
保健医療学部は無理なく学びを進め実践知を深める仕組みを提供します。人なる不思議な生物の心と体の成り立ち、社会の仕組み、自然の道理を学ぶ基礎課程から始まり、それぞれの専門分野に特有の知識と実践力を習得するための演習や実習に進みます。いずれ保健医療のプロとしてかかわることになる人々との交流を通して、自分の成長段階を確認しさらに鍛える場も設けます。創造的な探求心を深める機会も多々あります。
大学は友情を育む場でもあります。大学時代に築いた友情は、競い合う友情であれ、共感しあう友情であれ、生涯にわたって貴重な財産になり人生を彩ってくれます。学業に忙しい中でも、ともに学び、ともに喜び、競いあい助け合う友情を育てていってください。
成長の階段を上る途中で、成功も失敗も、喜びも迷いも後悔も、たくさん体験すると思います。その一つひとつが未来の貴方自身を形創っていきます。
皆さんの成長を支援し社会での活躍を見届けること、それが私たち教員の喜びなのです。
学部長 今泉 敏
大学では電気通信工学を学びました。人と人のコミュニケーションとその障害に深く興味を持ち、大学院生のときに「声の検査法」開発に参加したのが、現在の私の始まりです。
「声の検査法」が医療現場で採用されたのがきっかけで医学部の教員に採用されました。スウェーデン留学中にはノーベル賞授与式にも参加いたしましたが、残念ながら受賞者ではありませんでした。前任校では保健福祉学部に所属し、看護・保健・助産・理学・作業・言語・社会福祉・精神保健福祉、看護教員養成などの分野で、様々な人々と交流し、教育・研究活動を楽しんできました。