10月27日(日)に、多摩市医療系防災訓練に「災害看護学」履修の4年生4名、ボランティアで1年生5名、2年生3名、3年生1名、計13名が参加しました。
朝方、多摩市で震度6強の直下型地震が発生し、多摩市役所が災害本部、日本医科大学多摩永山病院、桜ヶ丘記念病院、多摩南部地域病院が救急医療救護所という設定で本学の学生は桜ヶ丘記念病院で、8時30分から医療者とともに開会式に臨み、この訓練に参加しました。
こちらの会場には、多摩消防署、多摩中央警察署鑑識課も参加し死亡者の鑑識の訓練も行っておりました。
実際の訓練は、前半後半に分かれて、本学看護学科の学生は傷病者役と4年生4名、3年生1名、2年生1名がトリアージのプレイヤーを行い、傷病者役では、リアルな演技力で、トリアージをした学生は、傷病者の状態を確認し自らトリアージをし、訓練途中では、救急搬送の必要な傷病者を国士館大学の訓練用救急車で搬送する場面があり、前半は4年生、後半は2年生の学生が、前触れもなく同乗者看護師として指示をされ救急搬送に付き添いました。
どの場面でも、本学看護学科学生の積極的な行動に医療者らが刺激を受け、活発な災害演習となりました。
4年生の学生から、臨床と違った場面で緊張もしたが貴重な体験をした、トリアージをするときに迷ってしまったが、速やかな対応が必要なことが分かった等の感想がありました。3年生は、領域実習中ですが訓練に参加したい強い意志を持ち、実習担当教員へ自分も気持ちを伝え、感染対策をしながら傷病者役トリアージのプレイヤーをしていました。
今年度は医師会より、感謝状の他、記念品をいただきました。
記念品は一足先に参加者の学生に学長より贈呈し、感謝状は医師会より学位授与式に贈呈されます。
医療の道を目指す学生にとって、実際の医療現場で行う医療系に特化した防災訓練であったため、とても良い学修の機会となり、来年度以降も「災害看護学」の講義では、多摩市大規模災害を想定した訓練に参加し、地域と他職種、他学との連携を行った学修を実施していきます。